こんにちは、HSS型HSPのwabiです。
私は、繊細で敏感なHSP気質を持ちながら、同時に好奇心旺盛で刺激を求めてしまうHSS型でもあります。
日常生活では、その二つの特性が良い方向に働くこともあれば、ちょっと生きづらさを感じることもあります。今日は、最近職場で体験した「言い返せないもどかしさ」についてお話ししたいと思います。
職場での何気ない一言にドキッとする
今の部署は、比較的「優しい人が多い」ということで知られている部署です。確かに、人間関係は穏やかで、誰かが強い言葉を投げてくることもなく、安心して働ける環境だと感じています。新人の私にとって、この雰囲気はとてもありがたいものでした。
ところが、ある日先輩からこんな言葉をかけられたのです。
「ここは優しい人が多いから文句言う人いないけど、他の部署に行ったら平気で文句言われるよ」
一見、ただのアドバイスや注意喚起にも思える言葉。けれど、HSPの私はその一言に強く反応してしまいました。まるで「あなたは繊細だから、他の部署ではやっていけないよ」と暗に言われているように感じたのです。
HSPと新人という二重の立場
私はHSPなので、ちょっとした言葉でも深読みしてしまいます。そして新人という立場も相まって、言い返す勇気なんて持てませんでした。
「そうかもしれないけど、本当は違うと思う」
「私なりに頑張れるのに、そんな風に決めつけられたくない」
心の中ではいろんな感情が渦巻いていました。けれど、口から出てきたのは「そうなんですね」という曖昧な相槌だけ。
言いたいことが言えない。反論したいけどできない。そんなもどかしさを強く感じた瞬間でした。
こんなときどうすればよかったのか?
HSPやHSS型HSPの方なら、きっと似たような経験をしたことがあると思います。相手に悪気があるわけではないと分かっていても、言葉の裏を敏感に感じ取ってしまい、必要以上に傷ついてしまう。
さらに立場が弱いと、余計に言い返すことができず、自分を責めてしまうんですよね。
では、こんな場面でどうすればよかったのでしょうか。
私なりに考えてみた答えは、次の3つです。
無理にその場で言い返さなくてもいい 言葉を飲み込むことは、決して負けではありません。相手に合わせて波風を立てないのも一つの賢い選択です。
とりあえず受け止めるだけで十分 「そうなんですね」と返すだけでも、その場は成立します。必ずしも意見をぶつける必要はないんです。 あとで気持ちを整理する 家に帰ってからノートに書き出したり、信頼できる人に相談することで、自分の中で消化できることもあります。
言い返せなかった自分を責めなくていい
HSPの人は「うまく言い返せなかった」と感じると、自分を責めがちです。私もそのタイプです。けれど、少し時間をおいて考えてみると、「言い返せなかったこと」は必ずしも悪いことではありませんでした。
相手との関係を壊さずに済んだ。
その場を穏やかに乗り切れた。
そして、後でこうして自分の気持ちを整理し、文章にして発信できている。
それもまた、HSPの強みなのかもしれません。
HSS型HSPだからこその視点
HSS型HSPの特徴は、繊細さに加えて「好奇心旺盛で挑戦したい気持ち」があることです。今回の出来事も、ただ「傷ついた」で終わらせず、「どうすればよかったのか?」と考え、こうして文章にしていること自体が、HSS型HSPらしい行動だと思います。
この気質があるからこそ、人よりも深く感じ取り、人の心に寄り添える。時に傷つきやすさとして現れるけれど、それは裏を返せば「他の人にはない感受性と洞察力」でもあるのです。
職場で「言い返せないもどかしさ」を感じることは、HSPや新人であれば誰にでも起こり得ることです。大切なのは、その場で無理に戦おうとしないこと。そして、あとで自分の気持ちを整理し、「どう行動したいか」を考え直すこと。
言い返せなかった自分を責める必要はありません。むしろそれは、穏やかに状況を収める力を持っている証拠です。
HSS型HSPの強みは、繊細さと好奇心のバランス。その両方を理解しながら、自分らしい働き方を少しずつ見つけていければいいなと思います。
👉 あなたは職場で「言い返せなかった」経験がありますか?
同じように感じた方がいたら、ぜひコメントで教えてくださいね。